時事通信社
北京まで100日!

中国人の手による競技運営
 =競技エキスパートの養成にも=

 北京五輪で実施される28競技の競技責任者(コンペティション・マネジャー)は、すべて中国人が務める。男性20人、女性8人。国際オリンピック委員会(IOC)、大会に参加する国際競技連盟(IF)と北京五輪組織委員会の合意の下、2006年5月のIOC調整委員会で決まった。組織委幹部は「五輪開催国の人で全員を占めるのは初めて。前回アテネ五輪でも外国人の競技責任者を使った」と胸を張る。
 中国は伝統を誇る競技がある一方、歴史の浅い競技も多い。自国開催を機に五輪実施競技の専門家を養成できれば、今後の中国スポーツ界の発展に大きく寄与する。野球で星野仙一監督率いる星野ジャパンが悲願の金メダルを狙う決戦の場、五〓1 松球場の李高潮さん(52)もその一人だ。
 「野球が大好き」という李さんは06年3月、競技責任者に就任した。中国野球協会で宣伝企画などの経歴があり、自身も時折、草野球に興じる。競技責任者が全員中国人であることに、「ものすごくいいこと。これまでで唯一の例だから、誇りに思うと同時に、責任とプレッシャーがある」と話す。国際野球連盟と日常的に連絡を取り、時に指導を仰ぎ、大会準備に余念がない。
 野球のメダル予想は「難しい」と言いながらも、日本、米国、キューバを3強に挙げ、「青少年、中国国民に野球の魅力を伝える最高のチャンスだと思う」。大好きな野球が五輪を機に、母国で広く認知される節目になることを切望している。(北京時事)
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(配信:2008/4/23)



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