時事通信社
北京まで半年!

北京へ「戦う強い精神力を」―福田選手団長
 =メダル総数30以上目指す=

北京五輪日本選手団の福田富昭団長 北京五輪で日本選手団の団長として指揮を執るのは、日本オリンピック委員会(JOC)の福田富昭選手強化本部長(66)。前回アテネ五輪で日本は金16を含め史上最多のメダル37個を獲得したが、北京ではどうか。意気込みなどを聞いた。  ―日本勢の五輪出場は着々と決まっている。
 今のところ順調だが、勢いを付けるために団体競技に頑張ってもらいたい。バレーボールやバスケットボールの女子はチャンスがある。勢いづいているハンドボールも希望を捨てないでほしい。
 ―中国で初の五輪は食事などで懸念もあるが。
 大気汚染は明らかで飲み水には注意が必要。交通渋滞も十分予想できる。選手村の部屋が思ったより狭いとか、反日感情という問題もある。いろいろな情報を選手にあらかじめ伝えておきたい。
 ―アテネ大会と比べて日本の戦力は。
 昨年の世界選手権を基に予想すると、金メダル5個、メダル総数27個。かなり苦戦しそうだ。
 ―1月に本格的にオープンしたナショナルトレーニングセンターは心強い味方になるか。
 素晴らしい施設だ。五輪代表や代表候補を集め、トレーニング基地として活用したい。違う競技のトップレベル同士が交流し、刺激し合うことでチームジャパンという一つの戦う集団ができる。
 ―メダルの目標は。
 まだ全体の選手が決まっていないから言えないが、アテネ五輪の成績を上回れるかどうかが一つの大きな目標。メダル総数で30は超えたい。
 ―選手時代の五輪とのかかわりは。
 学生時代、あこがれの的だった東京五輪で僕は(レスリング・フリースタイルのバンタム級で)補欠。でも、同じ階級で上武洋次郎(現姓小幡)選手が優勝してくれて非常にうれしかった。
 ―開幕の半年前で選手に求めることは。
 技術より基礎体力と気持ちを強くした方がいい。目的達成に向け、どんな敵も倒してメダルを取るんだという精神力、戦う強い精神力を持ってもらいたい。
 ―団長として抱負は。
 一丸となる、規律ある選手団でありたい。そして、期待に応えるしっかりした成績を収めたい。若い青少年には頑張ること、成功や失敗、目標達成への努力などを見てもらえればと思う。2016年五輪の東京招致へ少しでも力になりたい。(了) 写真説明:インタビューに答える北京五輪日本選手団の福田富昭団長(日本オリンピック委員会選手強化本部長)(東京・渋谷区の岸記念体育会館)【時事通信社】 (配信:2008/2/4)



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