時事通信社
主役は私たち!

「壁」の先を見据える
 =オグシオ、体力アップで進化=

小椋久美子(右)と潮田玲子 3月中旬。オグシオの愛称で人気を博しているバドミントン女子ダブルスの小椋久美子と潮田玲子(ともに三洋電機)は、早朝の関西空港で大勢の報道陣に迎えられた。全英オープン、スイス・オープンと続いた欧州遠征の結果、北京五輪出場枠を確保。日本協会の方針で2人は初の五輪代表に決まり、「凱旋(がいせん)帰国」となった。
 小椋が「やっと五輪の舞台に立てる」と笑顔を見せれば、潮田も「1つの区切りとして、ホッとした」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。この4年間で飛躍的に実力を備えたペア。それぞれの思いは共通している。
 ともに24歳。2002年にそろって三洋電機に入社し、本格的にコンビを組んで6年。04年アテネ五輪出場を目指したが、小椋が左足小指を骨折、潮田も腰に故障を抱えるなど思い通りにプレーできず、五輪は夢と消えた。それから4年。掲げた目標は五輪に出場するだけにとどまらない。世界ランキングを6位まで上げ、メダルに手が届く位置まで躍進してきた。
 しかし、課題はある。小椋も潮田も「ベスト8の壁があって、なかなかベスト4には入れないのが現状」と声をそろえる。昨夏の世界選手権で銅メダルを獲得したが、今年に入って出場したスーパーシリーズ4戦はすべて準々決勝どまり。うち3度は中国のペアに4強入りを阻まれた。潮田は「どうしたら壁を越えられるか」と頭をひねる。活路を見いだそうとしているのは、ラリーで粘る作戦。そのため、小椋は「しっかり走って体力を付ける」とフィジカル面を強化する構えだ。
 元中国代表でもある中島慶コーチと一緒に歩んできたアテネ後の日々。「常に3人で戦ってきた」(小椋、潮田)という。「どうしても五輪でメダルを取りたい」。3人の目標は1つだ。(了) 写真説明:初出場となる北京五輪でメダル獲得を目指すバドミントン女子ダブルスのオグシオこと小椋久美子(右)と潮田玲子(ともに三洋電機)のペア(大阪・守口市内のホテル)【時事通信社】(配信:2008/4/2)



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