時事通信社
主役は私たち!

合言葉は「メダル獲得」
 =さくらジャパン、周到準備で北京へ=

調整するホッケー女子日本代表 既に北京行き切符を手にしている「さくらジャパン」ことホッケー女子日本代表。悲願の五輪初出場を果たした前回アテネ大会で、8位に入賞した。世界ランキングもアテネ終了後の10位から昨秋に6位まで上昇。北京五輪では、周囲の期待も選手の目標も「メダル獲得」で一致している。
 「アテネを思い出す時、出るだけじゃ駄目と感じる。やり残したことがあるんです」。そう話すのは、FWの森本さかえ(天理大職)。昨年のアジアカップで活躍し、日本ホッケー史上初のアジア制覇に大きく貢献した。2005年にはスペインリーグに参戦しており、その調整法が現在海外でプレーしているFW千葉香織(ソニー一宮)とMF小野真由美(コカ・コーラウエスト)の主力2人に引き継がれている。森本は、自身を含めアテネ経験者が10人以上残る今の代表メンバーで臨めることを喜ぶ。
 主将のFB加藤明美(HANNO)は「前回(アテネ)は準備ができなかった。今回(北京)は違う。すべてに余裕を持ってやれている」と笑顔を見せる。4年前は五輪予選で出場権を得たが、北京切符は06年12月のアジア大会でいち早く獲得。いい意味でのゆとりが、本番への蓄積となる。
 昨秋からライバル国の代表を招いて試合を繰り返している。アテネ五輪金メダルのドイツと2勝3分け、韓国とは3敗2分け、米国には3勝1敗1分け。今月上旬に世界ランク5位の中国と4試合をこなし、5月には五輪の前哨戦となる世界6強によるチャンピオンズトロフィーを控える。代表監督3度目の恩田昌史監督は「あらゆる面で今回のメンバーがベスト」と手応えを感じている。
 「メダルです。北京での目標はそれしかない」。アテネ五輪で日本初ゴールを決めたMF駒沢李佳(グラクソ・スミスクライン)が、さくらジャパンの思いを代弁した。(了) 写真説明:北京五輪でのメダル獲得を目指し、森本さかえ(中央8番、天理大学職員)を中心に調整するホッケー女子日本代表(奈良・親里ホッケー場)【時事通信社】(配信:2008/4/1)



北京五輪名場面集