時事通信社
記者ブログ

あこがれのスターとツーショット

あこがれのスターとツーショット 五輪期間中、世界中からトップアスリートたちが北京に集結している。今回は、自分のあこがれのスーパースターとばったり遭遇できた、ある北京市民のお話。
 そのラッキーな人は、時事通信の中国人スタッフで、記者やカメラマンを競技会場などに運んでくれるドライバーのDさん。ある日、取材で北京大に出かけた時のこと。筆者と同行し、かたわらにいたDさんが急に大声をあげた。「写真撮ってくれるかい、頼むよ」。振り向くと、Dさんの至近距離に軽装に身を包んだ外国紳士が。この人、スウェーデン卓球界のスーパースターだそうで(名前は失念)、卓球ファンであるDさんの長年のあこがれの選手なのだという。当日は北京大で卓球の団体戦が始まる日で、同選手も来場していた。思わぬ邂逅にDさん、大興奮。写真を撮っている間も、うれしさのあまりそわそわしっぱなしだった。写真からそんなDさんの幸福感が伝わってこないだろうか。
 彼はとても気のいいドライバーで、一昨年、筆者がまだ建設中だった国家体育場(愛称・鳥の巣)を撮影した際も大変お世話になった。この1枚がもし、Dさんにとって“お宝”になれば、恩返しできたようでうれしい。
 Dさんはもう大人であるが、五輪は中国の子供たちにとって、世界各国の一流のスポーツマンに間近に接することができる得難い機会。競技会場やテレビを通しての観戦で、「このスポーツをやってみたい」と心を動かされた子供もすでにたくさんいるだろう。彼らのうち、何人が胸に点火した夢を育み続け、将来の五輪選手に成長するか。スポーツ大国、中国の今後も(日本には脅威だが)楽しみだ。(了)
北京大構内でスウェーデンの卓球選手(左)と記念写真に納まるDさん=北京 (配信:2008/8/22)



北京五輪名場面集