時事通信社
記者ブログ

寝ぼけていると…

 大会後半のある日。夕刊用原稿の執筆に手間取り、ようやくMPCを離れたのが午前4時前。あまりに眠かったので、宿泊しているメディア村行きのバスで移動中の15分程度を貴重な睡眠時間に充てた。
 夢うつつの状態で、いつもはメディア村直行のバスが途中、どこがに止まったのが分かった。「誰か、乗るバス間違えたな?」と思っていたら、再び動きだして終点へ。バスを降りるとそこは見覚えのないホテルの前。「あ…」。乗るバスを間違えていたのはわたしの方だった。
 参ったな…。係の人が「別のバスでMPCに引き返すか?」と言ってくれたが、寝ぼけ気味の頭ですぐに判断がつかない。「どこのメディア村に泊まっているんだ?」。滞在するメディア村はそこから徒歩5分の場所だった。
 若い男性ボランティアが道案内をしてくれた。道すがら、「一日、どれくらい仕事してるんですか?」と聞くと「8時間。毎日、夜10時から朝6時までです」と彼。「お互い大変ですねえ」などと話している間にメディア村にたどり着いた。
 「ありがとう。助かりました」とお礼をして握手。「ゆっくり休んでください」と笑顔で言ってもらい、疲れと眠気が和らぐ気がした。彼が持ち場へ引き返す前に1枚だけ写真を撮らせてもらった。後でプリントして持っていこうと思ったら、ものの見事にピンぼけ。やっぱり寝ぼけていたようだ。(北京時事)
(配信:2008/8/25)



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