時事通信社
記者ブログ

記者ブログ番外編2

システム担当のO君から、再び便りがきましたので、「番外編2」としてお送りします。

【8月20日】
メディアキット珍しもンで、メディアキットの中身です。
・メディア向けガイド(競技場の記者席の場所や行き方など)3種
・USB扇風機
・(恐らく)北京紹介CD−ROM
・マウスパッド
・サングラス
・オペラグラス
・FMラジオ(どうもシールをはがすと小倉優子の写真が貼ってあるらしい)
・ノートPC用日よけ
・携帯ライト
・日焼け止め、絆創膏、ウエットティッシュ等
・大型リュックサック
―等々

【8月23日】
 祭りの後は寂しいものです。五輪競技も終盤となり、既に競技を終えた会場もあります。
 システムサポート担当の私は、他社同様MPC内機材の撤収準備のほか、競技場に設置した機材の撤収や臨時に敷設依頼した電話などの契約終了手続きのため、”祭り後”の会場を回っています。
 きょう23日、私は昨日まで熱戦の行われたレスリング会場(中国農大体育館)に向かいました。
会場外 着いてすぐに感じたのがこの”寂しさ”です。きのうまで、競技選手や観客、それをサポートする運営スタッフ、ボランティアの方々など何千人の人がこの場所でしのぎを削り、それを注視し、一喜一憂していた場所なのに。休日のキャンパスはその余韻が微塵もなく、青天の中掲げられた五輪のマークがすでに忘れられたもののように見えました。
 出入口も一部鍵がかけられ、入口を探していたところ、とある青年が話しかけてくれ、「僕はきのうまではボランティアとしてここにいたけど、今日はフリー」とのことで、使える出入り口まで案内してくれるとのこと。
 結局、今まで利用できていた「媒体入口」からフェンス越しにぐるっと一周回らなければセキュリティチェックを受けられなかったのですが、道すがら彼は、日本女子の伊調馨選手の試合にいたく感動したことを一所懸命、一言ひとこと私にわかるよう簡単な英語で語ってくれました。
会場内 ただ「昨日までは五輪だけど、既に終わってしまった。」と話した時は日焼けした顔をうつむき加減にしていました。
 会場内に入ると、既にマットは撤去され、「paralympic」と書かれた壁紙に張り替える作業中でした。作業終了後、タクシーで道を間違え、まだ競技中の”祭り”近くのゲートから帰ったため、そこの人の多さと賑やかさが、余計先ほどの寂しさを際立たせました。五輪閉幕まであと2日、その時どんな寂しさを感じるのでしょうか。

水立方前 そう言えば、五輪終盤となったここ数日、MPCには1日限り有効なパスなどを使った見学者らしき人々が見られるようになりました。
 きょう、喫煙所にいると、私より大柄(にその時は見えた)な女性(おばさん)2人が中国語で何か言いながら真正面から私をめがけ突進してきました。ライターを貸してほしいのかな?と思っていたところいきなりADカードをぶら下げている私の紐を首の近くで握りしめました。
 あっけにとられる、というよりむしろ恐怖感が先で”えっ?えっ?”としか言葉も出なかったです。そんな状態の私を知ってか知らずか、紐についているピンバッチを品定めし、恐らく”頂戴!”もしくは”交換して”と言っていたように思えます。
 差し上げてもよさそうな、日本のバッチを差し出すと、”日本、いらない”とその手を放し、他の人のバッチを物色し始めました。
 ・・・こちらに来て、初めての恐怖でした。
 でも、そのあとボランティアの女性とタクシー乗り場の係員に「日本のバッチが欲しい」とも言われましたが。
 当然怖かったんで、写真なんて取れませんでした。(配信:2008/8/25)



北京五輪名場面集