時事通信社
五輪ヒストリー

「ターザン」活躍=第8回パリ(1924年)

ジョニー・ワイズミューラー選手 44カ国3070人の選手が参加して19競技126種目が行われ、米国が45種目で優勝する圧倒的な強さを見せた。陸上と並ぶ大会の華、競泳ではジョニー・ワイズミューラーが100メートル、400メートルの自由形と800メートルリレーで金メダルを獲得。ワイズミューラーは第9回アムステルダム大会でも100メートル自由形と800メートルリレーに優勝、後に映画界入りし「ターザン」の主演男優として活躍した。
 日本選手では米ペンシルベニア大でレスリング部主将だった内藤克俊が、レスリング代表としてはただ1人出場、フリースタイル・フェザー級で銅メダルを得た。五輪の選手村が初めて建設されたのがこの大会。選手団宿舎にはそれまでホテルが充当されていたが、この大会ではメインスタジアム周辺に、1軒4人収容の木造コテージが50戸ほど作られ、日本選手団もそこに滞在した。
 【日本人メダリスト】▼銅=内藤克俊(レスリング・フリーフェザー級)
(配信:2008/5/12)

◎【その時世界は】
前年の関東大震災で大きな被害を受けた日本ではこの年、甲子園球場が完成したほか、銀座には大手デパートが開店し話題となった。店内に土足入場できるとあって、洋装のモダンガールがかっ歩。ニューヨークではジョージ・ガーシュインのシンフォニック・ジャズ「ラプソディー・イン・ブルー」が人気を博し、パリでは詩人アンドレ・ブルトンがシュールレアリスム宣言を発表した。(了)

のちに映画「ターザン」の主役を演じた米水泳金メダリストのジョニー・ワイズミューラー選手【AFP=時事】

※主要参考資料
近代オリンピック100年の歩み(ベースボールマガジン社)、最新スポーツ大事典(大修館書店)、オリンピックの事典(三省堂)、国際オリンピック委員会の百年(IOC)、日録20世紀(講談社)、JOCホームページ、熊本県和水町ホームページ

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