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「金」の夢、ついえる=星野ジャパン、韓国に屈す〔五輪・野球〕

 星野ジャパンが金メダルを逃した。アジアのライバル、韓国に痛恨の連敗。日本の野球ファンが見続けてきた夢は、北京でついえた。
 就任以来、星野仙一監督は「金メダルしかいらない」と言い続けてきた。2012年のロンドン五輪で野球は実施競技から外れる。正式競技となった1992年バルセロナ五輪以降、頂点に立ったことがなく、北京は金を狙う最後のチャンスになるかもしれなかった。
 しかし、1次リーグから4勝3敗と苦闘。金メダルを争うライバルと見ていたキューバ、韓国、米国には、準決勝までついに1度も勝つことができなかった。
 準決勝を前に「韓国やキューバに勝たないと、金メダルはない」と話していた稲葉篤紀(日本ハム)をはじめ、全員が雪辱を誓っていたはず。だが、この日の韓国戦では1次リーグでも対戦した先発の金広鉉を攻略できず、自信を持って送り出した抑え投手陣が打ち崩された。1次リーグでの対戦以上の、明らかな力負け。西岡剛(ロッテ)は「きょうの負けは屈辱的」と悔しさに震えた。
 アテネ五輪の12球団から2人ずつ選出という制約をなくし、最強メンバーで臨んだ。しかし、3大会ぶりの銀メダルにも手が届かなかった。4敗はいずれも接戦。しかし、競り負けた試合の連続で、重圧の掛かる際どい勝負を勝ち切るだけの総合力やスキのなさが不足していたと言われても仕方あるまい。
 主将の宮本慎也(ヤクルト)は「勝ち負けがすべて。申し訳ない」と語った。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での世界一から、北京五輪では屈辱的な敗退。国民的な期待も高かっただけに、ショックは日本球界に重くのし掛かりそうだ。(北京時事)
(2008/08/22 21:51)

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