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金メダル消え、ぼうぜん=星野監督「おれの責任」〔五輪・野球〕

 【北京22日時事】「すべておれの責任」。金メダルの使命を託されていた闘将は声を絞り出した。22日に行われた北京五輪の野球準決勝で、星野ジャパンは宿敵の韓国に2−6で逆転負けした。野球にとって最後かもしれない五輪。悲願の達成は泡と消えた。
 4点を追う9回表、2死。代打で打席に立った阿部慎之助選手(29)の飛球が相手右翼手のグラブに収まった。腕組みをして立っていた星野仙一監督(61)は下を向き、いったんベンチ裏に消えた。
 マウンド近くで抱き合う韓国の選手をぼうぜんと見詰める日本のナインら。腰掛けたベンチからしばらく立ち上がらない選手もいた。
 「金メダルしかいらない」。2007年1月、星野監督は就任会見で高らかに宣言。日の丸を背負う覚悟を選手に迫り、頂点を目指した。この日の敗北に、「残念と言うしかない。何とかメダルを取って帰る」「何かが足りないが、分析してもせんない。すべておれの責任」と語った。
 銅メダルだった4年前のアテネ五輪に続き主将を務めた宮本慎也選手(37)。「本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」と何度も繰り返した。
 スタンドのファンからは厳しい声が。千葉市の会社員豊田和広さんは「残念極まりない。韓国に勝って金メダルを取ると信じていた。投手交代のタイミングが悪く、守備にほころびが出た」。
 東京都西東京市の会社員和泉大輔さん(38)は「メンバー選びも継投も星野監督が形式にこだわり過ぎた。けが人の割合がこれほど多ければ、他の競技なら厳しい目が向けられる。敗因は監督だと思う」と強調した。(了)
(2008/08/22 18:45)

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