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野球日本、「プロの仕事」果たせず=放心の宮本主将〔五輪・ハイライト〕

 【北京23日時事】「結果がすべて。申し訳ないでは済まされない」。23日の北京五輪の野球3位決定戦で、日本は米国に敗れてメダルを逃した。野球に次の五輪はない。選手らは雪辱すら誓えず、肩を落とした。
 日本から来た多くのファンが見守る中、最後の打者阿部慎之助選手(29)=巨人=が内野ゴロに倒れた。一塁ベースコーチに入っていた宮本慎也主将(37)=ヤクルト=は放心したようにしばらくグラウンドを見詰めた。
 日の丸を背負う責任感は人一倍強かった。期待を大きく裏切る結果に「プロらしい試合を見せられなかった。主将を任されたが、責任を感じている」と声を絞り出した。
 初めて全員をプロで固め、銅メダルに終わったアテネ五輪でも主将。社会人野球の経験があるだけに、結果的にアマチュア選手から五輪を奪う形になったと感じていた。
 2006年のワールド・ベースボール・クラシックで国際経験を積み、北京五輪で再び主将に。チームの精神的支柱にと期待され、アマ選手のためにも「金メダルを取らなければ」と公言して臨んだ北京で、銅にも届かない惨敗。「日本のプロ野球の普段のプレーができなかった」と屈辱の思いをにじませ、「何を言われても仕方がない」。最後に力なく語った。(了)
(2008/08/23 16:45)

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