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国際試合の厳しさ痛感=力不足認める闘将、星野監督〔五輪・野球〕

 星野監督は率直に力不足を認めた。ライバルの韓国、米国、キューバから1勝もできなかったが、「それを含めて力がなかった。わたしに力がなかったということ」と責任を背負い込んだ。
 選手を責める言葉は口にしなかった、敗因を求めた先はストライクゾーンのあいまいさ。「驚くどころじゃないという域に達している。選手がかわいそうだった」。午前の試合への対応も難しかった。「国際試合の厳しさを知り、(違いに)慣れて当たり前という経験を積んだ選手が出るべきだ」と言う。とはいえ、条件は他チームも同じ。言い訳にならない。
 「キューバはハングリー。恵まれた環境下の日本のプロ選手とは違う」ことも認めている。韓国は兵役義務のある選手が免除を目標に目の色を変えてきた。日本の選手はプロの技術を持っていても、戦い方はいかにもスマート。泥臭さや勝利への執念で見劣りした。
 監督自身、日本のファンが見慣れた「闘将」ぶりはやや自重気味だった。大会中、敗戦後の記者会見でいら立ちをこらえる姿には闘志健在がうかがえたが、試合中に「らしさ」が出たのは初戦の抗議ぐらい。「五輪の場」がそうさせたのか。国際試合の難しさをのみ込むように「力がなかった」と繰り返した。(北京時事)
(2008/08/23 21:41)

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