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韓国球界の夢結実=キューバ倒し初優勝〔五輪・野球〕

 絶体絶命の向こう側に金メダルが見え隠れしていた。リードはわずか1点、韓国は9回一死満塁という一打サヨナラ負けの大ピンチ。満塁を招いた四球の判定をめぐり、韓国は捕手が主審とひと悶着(もんちゃく)を起こし退場していた。ここで急きょ登板の鄭大※(※=火ヘンに玄)がグリエルを遊ゴロ併殺に仕留めて初優勝。歓喜の輪がマウンドにできた。
 準決勝の日本戦で不振の眠りから覚めた李承☆(☆=火ヘンに華)が、決勝でも大仕事をした。1回に左翼へ先制2ラン。「信じられない。とても苦しかった。重圧があったが、勝てるなんて」と歓喜した。「自分が1次リーグで打てたらもっと楽に勝てたかもしれない」。チームメートにわびながらも、満面の笑みを浮かべた。
 1日の五輪代表招集に合わせ、韓国プロ野球の公式戦は25日まで中断され、球界全体が支援した。大会前の5、6日には国際試合で全く歯が立たなかったキューバと練習試合を行い、1勝1敗。苦手意識を払しょくし、五輪本番でも連勝した。「銅メダルは取れると思ったが、金メダルは考えていなかった」と金卿文監督。韓国球界の夢が鮮やかに結実した。(北京時事)
(2008/08/24 01:13)

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