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聖火消え、五輪旗ロンドンへ=入り乱れ、笑顔の選手〔五輪・閉会式〕

 五輪旗は北京からロンドンに渡り、17日間燃え続けた聖火が消えた−。24日夜、北京五輪のフィナーレを彩る閉会式。メーン会場「鳥の巣」は、選手と観客らの歓喜に包まれた。
 巻物に見立て、今大会の名場面を振り返る映像が観客席の上を一周する壁に映し出された。午後9時20分(日本時間同10時20分)すぎ、一人の選手が手に持った巻物を閉じると、鳥の巣の屋根にあるトーチで燃え盛っていた聖なる炎は静かに消えた。
 午後8時(同9時)、五輪の回数を示す「29」の数字がゼロになり、夜空に花火が打ち上がった。閉会式の始まりだ。
 204カ国・地域の旗を掲げた選手が二手に分かれて入場。9万1000人収容のスタンドはぎっしり。背丈ほどの大きな旗を持ち、ゆっくりとフィールド中央に進んだ。日の丸を持つのは連続2冠を達成した競泳の北島康介選手(25)だ。最後に中国国旗を持った女性選手が姿を見せると、ひときわ大きな歓声が起きた。
 各国選手団が走って場内にあふれ出てくる。国旗を振ったり、ビデオカメラを回したり。メダルを掛けた選手、抱き合う選手…。勝負中の真剣な表情とは異なる笑顔。円形に並んだ色とりどりの旗を囲んだ。
 ポールの五輪旗が降ろされる。緊張した面持ちの郭金竜北京市長。ジャック・ロゲ国際オリンピック委員会会長を介し、ロンドンのボリス・ジョンソン市長に。同市長は大きく旗を揺らした。
 ロンドン名物の赤い二階建てバスが到着した。行き先を示す表示は『ロンドン 2012』。英国サッカー界のスター、デービッド・ベッカム選手が、次回五輪のメーン会場になるロンドン東部生まれの9歳の少女からサッカーボールを受け取る。ごった返す選手団に目掛けてけり上げると、歓声は最高潮に達した。
 聖火が消えると、ジャッキー・チェンさんや陳慧琳(ケリー・チャン)さんらが登場。選手団や大会ボランティアらが入り乱れ、世界最大の祭りの余韻が続いた。(北京時事) (2008/08/24 23:56)

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