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バドミントン

メダルへ近づく大殊勲=世界1位に逆転勝ち−前田・末綱組〔五輪・ハイライト〕

 勝ちが決まった瞬間、末綱と前田はコートに崩れるようにひざまずいて至福の時を迎えた。アテネ五輪金メダルで、現在も世界ランキング1位の中国ペアに鮮やかな逆転勝ち。「(うれしくて)言葉にするのがもったいない」という前田の言葉にうそはない。
 第1ゲームは簡単に8−21で落とした。その時点で番狂わせのムードは全くなかった。場内はほとんど地元の大声援。「自分たちのプレーができてなかった」。前田と末綱はそう振り返った。
 だが、第2ゲームで17−19から3ポイントを連取して流れが変わる。「リズムをつかむのにスマッシュでプレッシャーを掛けようとした」と末綱。前田は「開き直った」。あとは、引くことなく堂々と世界1位に向かい合い、このゲームを23−21で競り勝つと、第3ゲームは13−13から連続5ポイントを連取するなど自分たちのペースに持ち込み、大殊勲の勝利に。
 人気ぺアの小椋久美子、潮田玲子(三洋電機)組の陰に隠れて、目立たない存在だったが、五輪直前、7月の全日本実業団選手権でオグシオを破って自信を付けた。「メダルを目指して頑張りたい」。末綱の言葉が、現実に近づいている。(北京時事)
(2008/08/11 17:17)

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