時事通信社
バドミントン

夢舞台、オグシオ散る=「これが実力」目に涙〔五輪・バドミントン〕

 【北京11日時事】返したシャトルは無残にラインを割った−。「オグシオ」の夢舞台が終わった。11日、北京五輪のバドミントン女子ダブルス準々決勝。小椋久美子(25)と潮田玲子(24)=三洋電機=は中国ペアに40分足らずで敗れた。2人は涙で目を真っ赤にはらした。
 紺色のユニホーム姿のオグシオと、国旗と同じ赤色で身を固めた中国組。「加油、加油」。地元観客の大声援がこだまする。返そうとしたシャトルはネットに阻まれ、相手のスマッシュが足元に突き刺さる。「サー、サー」。相手の攻撃に合わせて歓声がリズムを刻み、点差は広がった。
 「これが自分たちの実力。勝つためにもう一回出直します」。試合後、タオルで涙をぬぐった。それでも、「最後まであきらめず試合ができ、満足している」と笑顔も見せた。
 三重出身の小椋選手と福岡出身の潮田選手が初めてペアを組んだのは高校1年の全日本ジュニア合宿。上級生の対戦相手として同学年の2人がたまたま選ばれ、勝利を手にした。
 2002年の三洋電機入社後、不動のペアとして本格始動。国際大会で好成績を重ね、実力と人気を兼ね備えた。
 「日本のバドミントンを世界に知らしめてほしい」。さわやかに散ったオグシオの期待を受け、メダルの夢はベスト4に残った末綱聡子(27)と前田美順(22)=NEC・SKY=のペアに引き継がれた。(了)
(2008/08/12 00:11)

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