時事通信社
サッカー

宿敵に完敗、悲願お預け=重圧と闘うドゥンガ監督−ブラジル〔五輪・サッカー〕

 【北京20日時事】サッカー王国の悲願ならず−。19日に行われた北京五輪サッカー男子準決勝で、ブラジルは連覇が懸かる南米の宿敵アルゼンチンに0−3で完敗。初の五輪金メダルは夢と消えた。
 事実上の決勝戦ともみられたが、ブラジルらしさはなかった。奔放な攻撃スタイルは影を潜め、守備を引き、カウンター狙い。前半こそ0−0で折り返したが、後半早々に失点。ここから目覚めても遅い。攻めていっては、逆にアルゼンチンに返り討ちされた。
 「メダルを狙ってやって来た。しかし、負けた後は、素直に結果を受け入れないといけない」とドゥンガ監督。期待のロナウジーニョは運動量が少なく、怖さがなかった。試合終盤には、ルーカスとチアゴネベスの両MFがラフプレーで相次いで退場処分。アルゼンチンのバティスタ監督に、「有効な攻撃ができなかったから、体当たりしてきたのだろう」とばっさり切り捨てられる始末。
 9月に再開する2010年ワールドカップ南米予選でも、6試合を終え10チーム中の5位と苦戦中。A代表の指揮も兼任するドゥンガ監督への重圧はさらに増しそうだ。
 「自分の能力に疑いを持たれているのは知っている。次に負ければ、もっと批判にさらされるだろう。だが、自分の自信と構想は変わらない。大事なことは気持ちを注ぎ、一生懸命努力することだ」。闘将監督らしく、険しい道のりから目をそらすことはなかった。(了) (2008/08/20 06:35)

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