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夢あっけなく、悔しさにじむ=けが乗り越え初挑戦−中沢選手〔五輪・柔道〕

 【北京14日時事】小学生のころからの夢は、あっけなく終わった。北京五輪柔道女子78キロ級の中沢さえ選手(25)は14日の初戦で敗退。「けがで練習不足だった」。涙を浮かべ、悔しさをにじませた。
 引っ込み思案を直すため、小学2年から父親が柔道を始めさせた。「柔道女」とからかう友達に「オリンピックに出る」と言い続けた。
 淑徳大女子柔道部の鈴木若葉監督(38)の勧誘で淑徳高へ。全日本選抜体重別選手権の3連覇、昨年の世界選手権銀メダル獲得などを評価され、夢が現実になった。
 ポーカーフェースだが、攻める柔道が特長。3月に右ひざの関節を痛め、リハビリを続けた。東京都内の五輪代表選手らのリハビリ施設では、故障を抱えたアスリートたちと話をする中で元気付けられた。「いろんな人に支えてもらった。恩返しをしたい」と語っていた。
 鈴木監督は「こんな形で終わるのは残念だが、まだまだいけると思う。マイナスからのスタートで不安があったのでしょう」と目を潤ませた。(了)
鈴木若葉(すずき・わかば)
(2008/08/14 22:01)

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