時事通信社
競泳,水球

長丁場駆け抜け、新たな伝説=8冠フェルプス、「不可能はない」〔五輪・競泳〕

 フェルプスが9日間で17レースの長丁場を駆け抜け、8個目の金メダルを獲得。ついに新たな伝説を完結させ、五輪最多の通算金メダル数も14まで伸ばした。
 大会の最終レース、400メートルメドレーリレー決勝。第3泳者のフェルプスは、水面を大きく舞うようなバタフライで米国の7連覇と自身8個目の金メダルへと突き進んだ。
 出場8種目を一つ残らず制し、うち7つは世界新。ただ1つ世界記録に届かなかった100メートルバタフライは、競泳では最少の100分の1秒差で決着する劇的なものだった。
 「多くの人が8冠は困難だと言ったけど、やればできる、不可能なことはないと学んだ。とにかく楽しかったし、今は母親に会いたい」。
 アテネ五輪後は飲酒運転で逮捕され、2005年世界選手権では400メートル自由形で予選落ち。昨秋には不注意で手首を亀裂骨折するなど、この4年間にはつまずきもあった。だが、「大きな夢を持ち、ハードワークに取り組んできたことが実を結んだ」と胸を張った。
 スポンサー契約を結ぶ英スピード社は7冠の時点で報奨金として100万ドル(約1億1千万円)を贈ることを発表。8冠獲得でスイマーとしての価値はさらに大きく上がる。それでも、「お金のためじゃなく、好きだから泳いでいる。稼ぎたければ他のスポーツをしている」と競泳への愛情を語る。(北京時事)
(2008/08/17 13:24)

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