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メダルへ、あと一歩=中山、4年後の再挑戦誓う−射撃〔五輪・ハイライト〕

 3位を懸けたシュートオフで、中山が狙ったクレーは惜しくも砕けなかった。銅メダルに、あと一歩届かず。クレー種目で日本女子最高の4位入賞に、中山は「悔いを残さない射撃はできた。でも、あともうちょっとだったんだけど…」。決勝を戦った充足感と目の前にぶら下がっていたメダルを逃した悔しさ。2つの感情が入り交じり、困ったような顔で笑った。
 予選を通過ラインぎりぎりの6位で突破。トップから3点差でスタートした決勝でも粘り強く追い上げていく。3位をキープしていたカザフスタンの選手が最後の25発目で外し、土壇場で中山を含む4人が3位に並んだ。
 「神風が吹いた」と中山。銅メダル争いのシュートオフでも運があった。3番手の中山の前の2人が続けて失敗。しかも、自分の番ではクレーが得意にしている左側へ飛んでいった。「あ、やったと思った」。しかし、これが心にスキを生んだのか。狙いがわずかにぶれ、銃声むなしくクレーは砕けなかった。
 メダルも有望視されていた8年前のシドニー五輪。ダブルトラップで予選落ちを喫し、ショックで競技から離れた。その間に結婚と出産を経験したが、やはり射撃への思いは断ち切れなかった。2年半のブランクを経て、子育てと射撃の両立を決意して復帰。再挑戦の北京の舞台だった。
 「決勝で戦えて、シドニーの忘れ物は取りにいけた。でも、やっぱりメダルは欲しい。もちろんロンドンを目指します」。新しい忘れ物を取りに、29歳は再挑戦を誓った。(北京時事)
(2008/08/11 20:12)

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