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ソフトボール

ソフト日本、今夜決戦=米国の牙城崩せるか〔五輪・ソフトボール〕

 【北京21日時事】ソフトボールの日本は21日午後6時30分(日本時間同7時30分)から米国との決勝に臨む。米国の優位は動きそうにないが、米国が誇る左腕投手2人に打線がどう立ち向かうかが、悲願達成への一つのカギになる。
 米国戦は今大会3度目。1次リーグでは江本(豊田自動織機)、染谷(デンソー)両投手で臨んで0−7の5回コールド負け。20日の準決勝は上野(ルネサス高崎)がアボットと0−0の投手戦を展開したが、延長9回に痛打された。
 上野は準決勝の後、オーストラリアとの3位決定戦でも延長12回を完投し、1日で318球投げた。疲れが心配され、ベテラン坂井(太陽誘電)の起用法を含めたベンチワークが問われる。
 絶対条件は打線の奮起だ。米国戦2試合でアボットからタイブレークを含めて13回4安打1得点。厳しいコースを突かれてからボールになるライズボールを振り回すシーンが目立った。オスターマンには1回無安打無得点。低めの変化球に手を出すと苦しい。
 外国選手のようにバットのヘッドを鋭く振り抜く打撃が急にできるものでもなく、球に逆らわずに強くコンパクトにたたく打撃で食い下がるほかない。走りながら打つスラップ打法やバスターも、中途半端な構えだけでは米国は動じない。馬渕(日立ソフトウェア)ら個々の当たりは悪くないだけに、狙い球の徹底、バントの集中力など、一球ごとに目的意識の明確な攻撃が求められる。
 米国は過去の五輪3大会すべて金メダル。世界選手権でも6連覇。このまま牙城が守られれば、競技力の偏りを物語り、2012年ロンドン五輪で実施競技から外れるソフトボールの復活を目指す上でも好ましくない。シドニー五輪であと一歩まで迫りながら金メダルを逃した日本。「アリの一穴」は見つかるか。(了) (2008/08/21 07:52)

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