時事通信社
テコンドー

最年長出場、限界に挑戦=岡本選手〔五輪・テコンドー〕

 【北京22日時事】北京五輪テコンドー女子67キロ級の岡本依子選手(36)は22日の初戦敗退後、目を潤ませ「3回も五輪に出してもらい感謝している。ロンドンもやれそうだが、後輩のための環境作りにも協力したい」と話した。
 中学から空手を始め、米国留学中の大学3年時にテコンドーと出合った。正式競技となったシドニー五輪で銅メダル。4年前のアテネ五輪は競技団体の分裂騒動を経て個人資格で出場、初戦で敗れた。その後、競技団体が社団法人格を取得するための活動に専念し、2005年5月ごろ練習を再開した。
 今回のテコンドー女子選手の最年長で、最年少選手より20歳年長。父浩さん(66)は「韓国では24、5歳で引退する選手が多い中、シドニーで既に29歳だった。娘は『本当にそんな年齢が限界なのか。どこまでやれるのか、試してみたい』と話していた」と振り返る。
 競技団体分裂騒動の余波で知名度が上がり、大口スポンサーに恵まれた。初めて専属コーチを付け、五輪の予選試合に臨んだ。
 韓国が拠点だが、日本に1000の道場を作るのが夢。試合後「テコンドーを楽しんでほしい。子供や高齢者向けの運動にテコンドーを取り入れたい」と目を輝かせた。
 観客席の浩さんは「やるだけのことはやった」。母浩子さん(64)も「かっこいい姿を見せてくれただけで十分。ロンドンでは一回戦突破を狙って」と笑顔。岡本選手は試合終了後、観客席ににこやかに手を降り、感謝の気持ちを表した。(了)
岡本依子(おかもと・よりこ)、浩(ひろし)、浩子(ひろこ)
(2008/08/22 19:48)



北京五輪名場面集