時事通信社
テコンドー

強化態勢の充実を訴え=岡本、引退示唆も〔五輪・テコンドー〕

 岡本は女子67キロ級での1回戦敗退を潔く受け止めていた。「これが自分のベストなのかなと思う」と笑顔。ただ、テコンドーを続ける日本の後輩を思い浮かべると、表情が変わった。「後輩たちの(練習)環境を整えてあげたい。そのために金メダルを取りたかった」。そう熱く語る目に涙が光った。
 日本ではマイナー競技。個人スポンサーを得て韓国を拠点に練習している岡本には、後輩たちの活動ぶりが気の毒で頼りなく映っている。
 アテネ五輪の際にあった統括団体の分裂騒ぎは一応収まったが、資金不足もあり、選手への支援態勢が不十分なのだろう。テコンドーが2000年シドニー五輪での五輪競技採用以来、日本選手の五輪出場は岡本を含め2人だけ。「もう少し、選手の意見を採り上げてもらうとありがたい」などと岡本は訴える。
 銅メダルを獲得したシドニー五輪から8年。9月で37歳になる。今後現役を続けようが、そうでなかろうが、「日本でテコンドーを盛んにしたい」という思いは変わらない。
 「ロンドン五輪もやろうと思えばやれそう。でも、自分よりもっと可能性がある人にやってもらい、その手伝いをするべきかもしれないという気持ちもある」と岡本。現役続行か否かについては「周囲と相談してみます」と言葉を濁した。(北京時事)
(2008/08/22 20:08)



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