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思い込め、女王に挑戦=福原選手「北京」終幕−卓球〔五輪・ハイライト〕

 福原愛選手の2度目の五輪が終わった。21日午前行われた卓球女子シングルス4回戦で、アテネ五輪金メダリストで世界ナンバーワンの張怡寧選手(中国)にまなじりを決して挑戦。思い切ったフォアも振って、第4ゲームを奪う健闘も見せた。
 4年前、15歳で踏んだ五輪の舞台。「世界選手権は純粋な勝負の場。オリンピックはキラキラ輝いている。自分を表現する場だと思う。見てくれている人たちが、あしたもまた頑張ろうと思えるような気持ちになってもらえたら」。そう言って北京へ来た。目標だった団体戦のメダルには届かなかったが、なかなか勝てなかった香港を倒すなど、実りもあった。
 3歳で始めた卓球。「天才少女」と呼ばれ、物心ついた時から、そばにテレビカメラがいた。父武彦さんは「静かではない環境を知らないから、自分で比べようがないんですよ」と笑うが、注目され通しの中で、自分を見失うことなく19歳までボールを追い続けた。
 日本国内では卓球人気をけん引。政治的には一定の緊張関係を保つ一方、経済・民間レベルでは交流を深める中国の対日政策にあって、懸け橋役に「指名」されてもきた。「小さな体で、いろんな役目を果たしているんだなと思う」と父。
 女王と渡り合った北京最後の試合。プレーとともに、ポイントごとに見せた豊かな喜怒哀楽は、この4年間の道のりや卓球、五輪、家族、中国などへのさまざまな思いを、存分に表現していた。(北京時事)
張怡寧(ちょう・いねい) (2008/08/21 12:09)

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