時事通信社
卓球
五輪特集トップ卓球>指定記事

福原晴れやか=広がる充足の笑み〔五輪・卓球〕

 試合終了直後の福原は晴れやかだった。「満足してます。北京五輪に出るのが小さいころからの夢だった。そこで世界王者と試合もできて自分としてはよかった」。天を仰ぎながらも、笑顔が絶えなかった。
 序盤はいいようにやられた。アテネ五輪金メダルで、現在も世界ランキング1位の張怡寧に果敢に挑んだが、相手のサービスに苦しみ、確実にスマッシュを決められた。第2ゲームは出だしから9連続失点。第3ゲームまではなずすべもなかった。
 しかし、この五輪を通じて「精神的にも、技術面でもつかんだものがある」と振り返る福原は第4ゲームに入って、長いサービスを思い切って打ち、ラリーを引き合う作戦に活路を見いだした。粘ってこのゲームをものにする。最後はやはり「強かった」という張の実力に屈したが、出せるものは出した充足感が福原の中に広がっていた。
 「卓球を始めた時から、19歳で出る北京五輪が夢だった」。試合後、何度も繰り返した。「悔いは残ってない。強いていえば『王子サーブ』を出せなかったことぐらい」と笑いも誘う。
 団体戦も、メダルにこそ届かなかったが、「あのまま終わったら笑えなかった」という序盤の不調を脱し、力を出した。「今後のことは決めていない」と福原。11月から、20代が始まる。(北京時事)
張怡寧(ちょう・いねい)
(2008/08/21 12:51)

記事一覧



北京五輪名場面集