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若きエース、不完全燃焼=水谷、守勢で逆転負け〔五輪・卓球〕

 まるでセミの抜け殻のようだった。卓球日本男子の若きエース、水谷が、ギリシャのクレアンガに第1ゲームを先取しながらあえなく逆転負け。団体戦序盤で見せた粘りがうそのようなプレーで北京の戦いを終えた。
 「相手は打ち合いになったら強い」。そう考えて守りを意識してラリーに入った。結果的に、これが相手を勢いに乗せる形になった。ラリーで粘り負け、レシーブも入らなくなった。
 団体戦では、岸川と組んだダブルスの香港戦でアテネ五輪銀メダルのペアを土壇場から逆転するなど才能のきらめきも見せたが、準決勝のドイツ戦で欧州王者ボルに敗れてからは精彩を欠いた。「全然、思い切りがなかった」と、不完全燃焼の大舞台を振り返る。
 今後を聞かれ「世界のトップはやはりアジア。海外のリーグに参戦しようと思っている」と、中国でのプレーも示唆した。これまでドイツで学んだことに、世界一の技術を加えて大きな飛躍を図る。ロンドンでの雪辱のために。(北京時事) (2008/08/21 20:09)

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