時事通信社
レスリング

女子健在、男子は伝統守る=若手育成などに課題−レスリング〔五輪・ハイライト〕

 北京五輪のレスリング日本代表10選手(男子6人、女子4人)が20日全日程を終了し、前回アテネ五輪と同じ合計6個のメダル(金、銀、銅各2)を獲得した。女子は前回同様に金2、銀、銅各1。男子は銅2から銀、銅各1に上向いた。
 女子は改めて世界トップの力をアピールした。1月に連勝記録が止まった吉田がタックル返し対策の成果を発揮、伊調馨とともに連覇を遂げた。世界選手権覇者の伊調千は銀に終わったが、アテネ五輪覇者を破るなど納得の戦い。30歳の浜口も昨年の世界選手権9位から巻き返した。
 ただ、「打倒日本」に燃える世界的なレベルアップで地位は安泰ではない。アテネから代表メンバーの顔触れが変わらないのは若い世代の伸び悩みの裏返しでもあり、今後の強化の課題だ。
 男子はメダルの期待が高かった笹本ら前半のグレコローマン勢が不振。日本男子が出場した五輪での連続メダル獲得記録が13大会で途切れるかという危機感の中、フリースタイル軽量級の松永と湯元がそれぞれ銀、銅を取り、伝統を守った。
 富山英明監督は「日本の核になる階級でのメダル獲得に価値がある」と評価。ただ、今回は五輪予選で苦しみ、グレコとフリーの各7階級中各3階級の出場にとどまるなど全体としては厳しい状況が続く。フリー軽量級のような国内での激しい競争を、いかに広げるかが課題の一つになる。(北京時事) (2008/08/20 18:43)

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