時事通信社
レスリング

「自分なりに頑張れた」と池松=無気力克服、五輪の舞台に〔五輪・レスリング〕

 池松の2度目の五輪は1試合であっけなく終わり、日体大の後輩で、前日メダルを獲得した松永と湯元には続けなかった。それでも池松、は波乱の多かったアテネ五輪後の競技生活を「自分なりに頑張ってきたと思う」と振り返った。
 5位に入ったアテネ後、燃え尽き症候群のような症状に陥り、「やめる勇気もなく、細々と続けていた」。もがき続け、ようやくまともな練習ができるようになったのは昨秋から。それを思えば、北京の舞台に立てただけで幸せを感じた。
 世界選手権3位のトゥシシビリに1−2で負けたが、力は尽くした。「点数を取れるような気があまりしなかった」と力の差を潔く認める。ただ、心配をかけた人たちをもっと喜ばせたかった。
 無気力から立ち直れたのは、大学院で「燃え尽き症候群」をテーマに論文を書いて自らを見詰め直したこととともに、やはり周囲の支えがあってこそだった。観戦に駆け付けた父母や7月に結婚した由紀夫人らに「いいところを見せたかった」という。
 準決勝で悔しい逆転負けを喫したアテネの成績には及ばなかった。しかし、マットに立つまでの準備を含め、やるだけのことはやった。
 「(レスリング人生の)14年間、頑張ってきたかなと思う」。福岡大のコーチ(10月からはスポーツ科学部助手)として、今後も「学生と一緒に練習する」つもりだ。(北京時事) (2008/08/20 16:35)

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