時事通信社
レスリング

悲喜こもごも、五輪ひとこと集〔五輪〕

 北京五輪はいよいよフィナーレ。内外アスリートたちや監督の悲喜こもごもを拾った。
 ◇ああ、情けない
 鈴木桂治(柔道男子100キロ級。日本選手団主将は初戦でよもやの一本負け)今まで何やってきたのかなと…。一人でもがいていただけだった。情けない。
 小野卓志(柔道男子81キロ級で初戦敗退)子供に、パパ何やってんのと言われるくらい、情けない試合をしてしまった。
 平岡拓晃(柔道男子60キロ級で初戦敗退)野村さんは意識していない。言われるだろうけど…。
 種田恵(競泳女子200メートル平泳ぎで8位)やっぱりオリンピックにのまれていた。(決勝に残った)8人の中で一番気持ちが弱かったなと思う。
 ◇メダルなくとも…
 反町康治監督(サッカー男子1次リーグで3連敗の敗退)勝ち点なしに終わったが、リスクを冒して攻撃的に戦った。悔いは全く残していない。
 池田浩美(サッカーなでしこ主将として4位)男子が敗退した分、女子に関心を向けてもらえた。情けない試合はしていないし、胸を張れる。
 山本良介(トライアスロン男子30位。競技を本格的に始めた)8年前の自分に、きょうの自分を見せたい。
 庭田清美(トライアスロン女子3度目の五輪で自己最高の9位)3回の中で一番充実感がある。どん底からここまで来られた。あきらめないでよかった。
 井出樹里(トライアスロンで日本勢初の5位入賞)競技を始めて2年半でここまで来た。4年後を見ていてください。
 岡本依子(テコンドー女子67キロ級で初戦敗退も)五輪に3回も出させてもらい、本当に感謝している。五輪前にけがが治ってびっくり。神様がいるんだと感謝です。
 末綱聡子(バドミントン女子ダブルスで4強)多くの選手が都会に出ていくが、九州から来て、やればできるとみんなが感じてくれてうれしい。
 前田美順(末綱とペア)ロンドンを狙うというより、もう一度五輪に出たい。楽しすぎる。
 寺内健(男子板飛び込み決勝で大技に失敗し11位)砕け散りましたね。攻めて負けたし、五輪で戦うことを肌で感じてすがすがしく跳べた。
 中山由起枝(クレー射撃トラップ女子で4位)決勝で戦えて(予選落ちの)シドニー五輪の忘れ物は取りにいけた。
 ◇メダル取っても…
 中村美里(柔道女子52キロ級で平成生まれ初のメダリスト)銅メダルは悔しい方が大きい。金以外は同じだったんで。悔しさを次に生かしたい。
 湯元健一(レスリング男子フリー60キロ級銅メダル)やっぱり金メダルが欲しい。でも、今の実力ではよくやったと思う。
 石井慧(柔道男子100キロ超級金メダル)初めての経験だが、終わってみれば普通の試合と変わらない。重圧? こういう状況に立たされたのは幸せ。目立っているし。
 ◇メダルに笑顔
 内村航平(体操男子個人総合で銀)信じられない。あん馬で2回も落ちたのに。世界で2番というのは自信になる。
 永井清史(自転車ケイリンで銅メダル)伏見さんの陰に隠れて狙ってやろうかなと思っていた。
 谷本歩実(柔道女子63キロ級決勝で一本勝ち)びっくりした。自分でも何があったか分からない。本能のままに戦った。
 上野雅恵(柔道女子70キロ級連覇)北京のためにやってきて、つらいこともあったがすべて報われた。3つ目? ないです、ないです。
 浜口京子(レスリング女子72キロ級銅メダル)レスリングに出会えてよかった。今はまだ(競技生活を)やりたい。やらせてください。
 吉田沙保里(レスリング女子55キロ級で連覇)1月のこと(連勝ストップ)が大きく、この半年間苦しい思いをした。次の目標はロンドン。3連覇できるよう頑張りたい。
 伊調千春(レスリング女子48キロ級で銀)この銀メダルは自分の中では金。最高に輝いている。レスリングありがとう。
 高平慎士(陸上男子400メートルリレー銅メダル)朝原さんのゴール直後は、何番目か分からなかった。「3位がおれたちって、何か間違ってないか」とみんなで笑い合った。
 ◇外国勢もハッピー
 王嬌(中国=20歳でレスリング女子72キロ級を制し)驚いている。こんなに早く実現できるとは。でも、完ぺきな女王になる道のりはまだ長い。
 ヘンリー・セジュード(米国=レスリング男子フリー55キロで松永共広を破り優勝)多くの米国人が経験できるものではない。メキシコ系としてもよかった。アメリカン・ドリームを感じている。
 マイケル・フェルプス(米国=競泳で史上初の大会8冠)第2のスピッツではなく、第1のフェルプスを目指してきた。
 陳若琳(中国=女子高飛び込みを制した15歳)この金メダルを三つに分け、コーチと団長、おばあちゃんにあげたい。(北京時事) (2008/08/23 22:58)

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