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フェデラー傷心?金メダルならず=世界1位の意地も示せず敗退〔五輪・テニス〕

 男子テニスで初の金メダルを狙った世界ランキング1位のロジャー・フェデラー(スイス)が14日、シングルス準々決勝で姿を消した。今季は四大大会未勝利の不振で、「ここからが自分の勝負どころ」と意気込んでいたが、悪い流れは断ち切れなかった。
 フェデラーが敗れたのは、同7位のジェームズ・ブレーク(米国)。今年2月に、18歳の錦織圭(ソニー)がツアー初制覇を果たした時の決勝の相手。これまで通算8戦無敗だった。「サーブが良くなかったが、それ以外はいいプレーができた」と強がったが、凡ミスは相手を上回る56。らしさはなかった。
 男子で世界ランク1位が五輪金メダルを獲得したことはない。その意味ではジンクス通りだが、フェデラーは18日付の発表で、長らく保った1位の座をラファエル・ナダル(スペイン)に明け渡す。赤土の全仏オープンと芝のウィンブルドンの決勝で連続で屈した宿敵との五輪決勝対決は実現せず、せめてもの王者の意地も示せなかった。
 五輪への思いは強く、成績は2000年シドニー五輪のシングルス4位が最高だが、アテネ、北京と2大会連続開会式でスイス選手団の旗手を務めた。現在の恋人で、マネジャー兼広報担当のミルカさんとの出会いがあったのも、8年前のシドニー。「彼女とはもう8年の付き合い。僕にとって、彼女との出会いは、旗手以上に最高の出来事だね」と言ってのけるが、金メダルを手にできず、世界ランク1位も失う北京五輪は少々、傷心気味だったに違いない。(北京時事) (2008/08/15 07:23)

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