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佐藤、調整失敗で脱落=完走者で最下位−男子マラソン〔五輪・陸上〕

 無念さを押し殺し、佐藤は淡々と結果を受け止めた。「悔しいけれど、これが今の現実。76位が自分の力」。トップのワンジルと35分近い大差。完走した選手の中では最下位に終わった。
 調子が上がりきらないまま本番を迎えた。疲労のため練習を予定通りにこなせず、7月に予定していたスイス・サンモリッツでの高地合宿を取りやめた。8月に入ってからも、スピードを鍛える練習で思ったように体が動かなかった。不安を抱えたままのレースだった。
 スタート直後から出遅れた。「流れに乗って行こうと思ったけど、ペースが早くてついていけなかった」。昨年12月の福岡国際で、先頭集団で競ったワンジルの背中は、はるかかなた。得意のスピードを生かす機会もなかった。
 五輪出場を果たせなかった女子800メートル日本記録保持者で妻の美保さんのためにも、好結果を残したかった。だが、調整の失敗で力が及ばなかった。「ここから再スタートするしかない。これからちゃんと走らないと(五輪出場が)プラスにならない」。初めての五輪で味わったどん底。はい上がることができるか。(北京時事)
(2008/08/24 15:55)

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