時事通信社
陸上
五輪特集トップ陸上>指定記事

35歳、必死の追走=ロンドン目指す−マラソン尾方選手〔五輪・陸上〕

 5キロ地点の46位から13位へ−。24日の北京五輪男子マラソンで、尾方剛選手(中国電力)が懸命の追い上げを見せた。「出せたのは力の半分くらい」。淡々と語った35歳は、ロンドン五輪も目指すという。
 中学校から陸上を始め、山梨学院大2年で箱根駅伝のアンカーを務めて優勝した。その後は低迷し、ストレスから全身脱毛症になったことも。
 1996年の中国電力入社後も伸び悩みは続き、坂口泰監督(46)から「自己新を出せないならやめろ」と宣告された。アテネ五輪出場を逃した後、2005年世界選手権で3位。「メダル獲得」が目標の北京だった。
 「やっぱり甘くないな。力のある人が力通りに走るのを実感した」。吹っ切れたような表情で言ったが、沿道で応援した中国電力の渡部伸夫陸上競技部長(53)は「堂々の13位」と笑顔だった。
 渡部部長には日ごろ「自分はまだ成長、進歩している。4年後に今よりいい結果を残せる手応えを感じる」と話しているという。同部長も「肉体が若い。学生時代にストレスで走れなかったことで、貯金になっている」とみる。レース後の尾方選手は「(次も)やるしかない」と闘志をのぞかせた。(北京時事)
(2008/08/24 16:55)

記事一覧



北京五輪名場面集