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男女で失態、日本惨敗=けが、調整失敗相次ぐ−マラソン〔五輪・陸上〕

 【北京24日時事】北京五輪の男子マラソンで、日本は尾方剛が13位、佐藤敦之(ともに中国電力)は完走者中最下位の76位に終わった。17日にあった女子では、中村友梨香(天満屋)が13位、土佐礼子(三井住友海上)は途中棄権した。女子で連覇を狙った野口みずき(シスメックス)と、男子の大崎悟史(NTT西日本)が、ともにけがで出場を断念。直前の失態と惨敗の結果は、マラソン強国の名を汚した。
 欠場者以外も力を出せなかった。土佐はレース前から外反母趾(ぼし)の痛みを訴えていた。残る中村は初出場でマラソン自体が2度目だったように多くを望めない。日本陸連の河野匡マラソン部長は「強化策が間違っていたのか、別の強化策があったのか今は分からない。スタートラインに立てなかった人間も含め、検証しなければいけない」と敗因分析を進める。
 男子は上位5人がアフリカ勢。層の厚さを見せ付けられた。昨年の世界選手権大阪大会5位の尾方にとって、序盤からのハイペースは、つらかった。河野部長は「(今後)男子は入賞が最大目標。メダルなんて軽々しく口にしてはいけない。それだけのメンバーが集まっている」と世界との差を改めて感じた。調整に失敗した佐藤は論外。
 男女とも入賞できなかったのは初めて。特に女子は世界的にレベルが高く期待も大きかっただけに、貴重な出場権を浪費した感が強く残った。(了)
(2008/08/24 20:06)

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