時事通信社
バレーボール

米国に力負け、全敗の屈辱=奮起求められる若手−男子バレー〔五輪・バレーボール〕

 18日の北京五輪バレーボール男子1次リーグ最終戦で、A組の日本は米国に完敗。第1セットや第3セットで一時は競った展開にもなったが、相手の強力なブロックとレシーブからの素早い攻撃に屈し、結局は1セットも奪えなかった。これで5戦全敗。日本の男女を通じ初めて、五輪で1勝も挙げられずに敗退するという屈辱を味わった。
 「16年間のブランクを感じた」と植田辰哉監督。国内では最高レベルの選手たちが、五輪の舞台で格上のチームと戦った時、メンタル、技術の両面で想像以上のもろさを見せた。格下のベネズエラにストレート負けした試合では、サーブやレシーブで信じられないようなミスを繰り返した。
 メンバーでただ一人、バルセロナ五輪を経験している主将の荻野正二(サントリー)は「そう簡単に勝てないというのは分かっていた」。日本の五輪バレーボール史上、最悪の成績にも「そういうのは仕方ない。現実を受け止めなければならない」と語り、若手に奮起を促し、期待を寄せる。
 「これからがスタート」と、植田監督は前向きな姿勢を崩さない。大会期間中、22歳になったばかりの清水邦広(東海大)も「自分たちが少しずつ成長すれば、次の五輪につながると思う」。世界の壁と五輪のプレッシャーを実感した若手選手たち。北京での惨敗を糧に、4年後のロンドン五輪で雪辱なるか。(北京時事) (2008/08/19 07:11)

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