時事通信社
バレーボール

集中と結束の「金」=米、王者ブラジルに快勝〔五輪・バレーボール〕

 米国の逆襲は第2セット早々に始まった。スタンリー、プリディらの強打とブロックで6点連取。第1セットを奪った直後のブラジルに生まれた一瞬のすきを突いて、ペースを奪い取った。ブロックでもジルベルトらの強打をはね返す。
 相手はバレーボール男子の世界3大大会(五輪、世界選手権、ワールドカップ)を2002年から5連覇している。プリディは「ブラジルは偉大。速くて、相手ごとに戦い方も違って見える。これまでにないぐらい集中した」という。
 リーとともに要所で決めたブロックはブラジルの攻撃を寸断するのに十分だったし、この試合20得点を挙げMVPにも選ばれたスタンリーのスパイクは、集中力を途切れさせた。
 開幕直後の9日、北京市内で義父が殺害される不幸があったマッカーチョン監督は、1次リーグの日本戦(18日)までベンチを離れた。しかし、この悲劇がチームをより団結させ、ついに金メダルを手にするまで1戦も落とすことがなかった。
 「難しい試合だった。最初のセットでブラジルはとてもリラックスしているように思えた。でも、第2セットで変わったよ」と選手の集中力をたたえる監督。1980年代、パワーとコンビを高度に融合させて世界を席巻した強い米国が、帰ってきた。(北京時事)
(2008/08/24 20:03)

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